2025/12/04 02:18
2025年11月29日(土)
兵庫県豊岡市中央公園、通称SL公園にスケートパークがオープンした。
中3の頃から通ってるSL公園、
DIYセクションはコンクリート製に変わり、
ジャビジャビのアスファルトの路面はツルッとしたコンクリート製に変わった。
この公園で滑った25年間、いろんな出来事があったなー。
振り返ろうとした瞬間にもう懐かしさがあふれてくる。
今日はオープン当日のことを少し振り返ってみる。
パークオープンの日は朝からオープニングセレモニーを行った。
セレモニー開始は10:30からだったけど朝8時ぐらいまで雨がポツポツふって路面もビチャビチャだった。
準備のため朝8時にSL公園に行った。
ローカルのばんちゃんがすでに水はきをしてくれてた。
ほどなくしてローカルの中高生も来て手伝ってくれた。
みんなであーだこーだ言いながら水はきをした。
楽しかった。
きっともう死ぬまであんなこと経験できない。
ワクワクとかソワソワとか、そんな気持ちだったと思う。
みんなもおんなじかなー。
PULPのポップアップストアの準備を大急ぎでして、
結局準備は中途半端なままセレモニー開始の時間がきて、
主催者席に案内され、
市長のあいさつ、
ほんで、僕からのあいさつ。
みんなでテープカット。
バッタバタだったけど、
『チョキン』てゆ感触は覚えてる。
カット後、ハサミを高らかに空に伸ばしてみた。
「おーぷ〜〜ん!」
とかなんとか言った気がする。
パークがオープンした。
もうすっかりいい天気になって路面も乾いてた。
市長がスケボー乗ってみるとかなんとか言ったらしく、急遽マンツーマンで教えるという余興が始まった。
とりあえず乗ってもらった。
鬼スラムされたらどうしようかと怖くなった。
片方の手でマイクを握りMCを添えつつ、もう片方の手で市長の手を握り、市長のスケボー体験をアシストした。
めちゃくちゃおもしろかった。
おっさんがおっさんに手をつながれてスケボーに乗っていた。
市長もたのしんでくれた気がする。
そのあと新聞の取材が2社あった。
スケートマガジンの取材は0社だった。
スケーターは次々にやってきて、お昼過ぎいよいよ出揃った雰囲気だった。
豊岡市を中心に各エリアから集まったスケーター。
景品有りのワンメイクジャムセッション的な枠では、各ローカルスケートショップのライダー達がシグネチャートリックかと思わせるようなスタイルでそれぞれの個性を見せてくれた。
みんなかっこよかった。
ゆるいMCをしながら景品を配っていると、キッズ達が僕の目の前でしょっちゅう何かを伝えに来ていた。
「〜メイクした」
「〜乗った」
こっちはそんなにそんなに景品いっぱい用意してたわけではないので、特にアツいメイクとかじゃなかったら、
「おめでとー‼︎」
と、ビッグスマイルで祝福の言葉をプレゼントしておいた。
スケートセッションもそこそこに、夕方、DIYセクションをローカル達で片付けてトラックに積み込んだ。
そしてセクションを積んだトラックをみんなで見送った。
いよいよSL公園スケボー場はその歴史に幕をおろした。
陽が暮れる前、まだパークに残ってくれていたスケーター達に声をかけて、みんなで写真を撮った。
みんな今日来てくれてありがとう。
いろんな人がバイバイのワッツアップをしに来てくれた。
楽しかったなー。
またみんなのところに遊びに行こって思った。
陽が暮れてから、ローカル達でご飯を食べに行った。メンツは自分含め7人、ほとんどが中高生。
カレー屋でみんなでデッカいナンを食べて、そのあとみんなで城崎に行って温泉に入った。
温泉からあがって更衣室で着替えてたら1人の子が
「今日のことブログ書くっすか?」
みたいなことを不意に聞いてきた。
「書くー」
みたいなことを適当に返事をしたと思う。
その隣の子も
「おれも読んでるす」
みたいなことを言い出した。
タイトルも覚えてくれてた。
飄々としてたけど、実は内心めちゃくちゃ嬉しかった。
『絶対書くでー‼︎』
『読んでくれてありがとー‼︎』
tiktokとかショート動画とかどんどん更新フィードが流れてくるSNSだったり、楽曲もどんどん短くなって、のんびりとした時間がなかなか過ごせない時代に、嬉しい。
これを書いてる今日は12/3(水)、
日付変わって12/4(木)になっちった。
今朝の朝刊、読売新聞の地域のニュース欄でSL公園のスケートパークオープンの記事が写真や僕のフルネーム付きで載っていた。
たまたま新聞を読んだか、オカンから記事の写真とメールが来ていた。
ドライな文章で返事をしてしまったが、実は内心嬉しかった。
『おかん‼︎』
『俺やったよ‼︎』
『パーク作ってもらえたよ‼︎』
『いっぱい来てくれてめちゃくちゃ楽しかったよ‼︎』






、、、嬉しかったのは本当だけど、振り返ってみて思った。
パークが整備されることがゴールのような気持ちで過ごしてたけど、こっからなんだな。
正直、楽しかった余韻に浸ったり達成感がもっとあると思ってたけど、
『こっからだ』
て、息巻くもう1人の自分がいる。
まだまだおもろいことやりたいねん。
やったんねん。
正直、それですねん。

